いつの間にか実装された「他の名前」について
久しぶりに基本データのところを見ていたところ、「他の名前」という新しい設定が加わっていました。実はこれ、旧姓なんかを載せられるように昔からあったものではあるのですが、基本データから編集できるようになった、と考えるべきなのでしょう。
この設定の中で従来なかったのは、「名前のタイプ」が指定できることでしょうか。見たところ、
- ニックネーム
- 旧姓
- 別のつづり
- 結婚後の名前
- 父親の名前
- 生まれた時の名前
- 旧名
- 名前(肩書き付き)
- その他
があるようです。
「ニックネーム」「旧姓」「結婚後の名前」「旧名」なんかは日本でもなじみがありますが、「別のつづり」は日本語ではあまりなさそうです。強いて言えば異体字(「真弓」と「眞弓」とか)がそれにあたるでしょうか。
「父親の名前」は……アラブとかでは父親の名前が本人の名前の中に組み込まれたりしているので、地域によっては重要なのでしょう。
「生まれた時の名前」については、これが幼名を指しているのか、それとも生後名前が変わった人を指すのかは私には分かりません。
ただ後者の例として、アメリカのフォード大統領が挙げられます。彼の実父はレズリー・リンチ・キング(Leslie Lynch King)という人で、彼も最初はレズリー・リンチ・キング・ジュニア(Leslie Lynch King, Jr)と名付けられたのですが、両親が離婚し、養父がジェラルド・フォード(Gerald Ford)だったので、その時にその後生涯を通して使うことになる、ジェラルド・ルドルフ "ジェリー" フォード・ジュニア(Gerald Rudolph "Jerry" Ford, Jr)という名前に改めたという経緯があります。
もし彼が若いころにFBがあったとしたら、「生まれた時の名前」に……いや、この場合は「旧名」でしょうか……。
「名前(肩書き付き)」はやはりDr. とかSirをつけるためのものなのでしょう。日本ではあまりなじみのない文化ですが、海外に手紙を送る時はProf. とかがある場合はそれをちゃんと付けなさいと習ったことがあります。
まあ、私は「他の名前」はないわけですが……。