タウイタウイに降る五月雨

艦これやNEOなめこのプレイ日誌的なブログ。デジモノ全般を扱います。

仰げば尊し、我が師の恩 ~友達申請とメッセージ~

ある年、私の担任の先生が急病を患って、急遽新卒の先生が代打として担任になった、ということがありました。

 

当時の私は当然ながら今よりもっと愚かで軽率でしたし、いくら新卒といえども同世代というには語弊があるぐらいの年齢差はあったので、突然担任を任され、どうしてよいか分からない先生の気持ちになって考えることなんてできるはずもなく、最初の数か月は先生のことがあまり得意ではありませんでした。

ところが、流石は代打とはいえ新卒で担任を任されるというだけのことはあり、先生はとても誠実で真っ直ぐな方で、その年は特に様々な困難がありましたが、クラス全員でそれを乗り切ることに成功しました。私が今専攻している学問に出会ったのも丁度その年でしたし、後になって考えるとあの先生から受けた性格的な影響はかなり大きかったように思います。

翌年、新たな先生が赴任して我々の担任の先生も変わったのですが、その若い先生は転任してしまい、碌に挨拶も出来ないまま別れてしまいました。

 

それから10年近く経ちました。

ふとある拍子に先生のフルネームを思い出した私は、もしかしたらFacebookをされているかもしれないと思い、検索をかけてみたところ、案の定ヒット。

色々と悩んだのですが、職業柄多くの人と接しておられるでしょうし、そんな(私や先生のような若い人間にしてみれば)大昔のことなんて覚えておられないだろうと思い、散々悩んだのですが、せめてとても感謝していることや、それを伝えきれなかったこと、あの年に出会った学問を今勉強していることだけでも伝えられたらと思い、当時在籍していた学校名やクラス、年度を添えてFacebook Messergeを送りました。

 

Facebook Messergeは、友達以外からのメッセージが読みづらいシステムになっています。もしかしたら届かないかもしれないと思ったのですが、ちゃんとお返事が来て、結局友達になりました。先生は私のことを覚えてくれていたようです。

自分の経験で言うと、卒業した教え子のことを忘れない先生と、あっさり忘れてしまう先生の割合はだいたい1:1のような気がします。私も昔の同級生のことは案外忘れてしまうので、むしろ私のことも忘れられて当然だと思ったのですが、図らずも初めて教壇に立ち、かつ突然担任になったクラスの生徒だったということもあり、覚えていてくださったのでしょう。ありがたいことです。

 

前置きが長くなりましたが、今回は友達申請を前提としない特殊な例でしたが、Facebookで友達申請を送る時、特に少し時間や空間的距離がある場合は、一緒にメッセージをつけると良いと思います。

実際、私のところにメッセージ付きの友達申請が来たことは1度もないのですが、添えないよりかは良いのではないかなー、と。

 

ただ、FacebookユーザでもFacebook Messengerの使い方そのものを知らないという人も結構いるので、注意が必要ですが……。